相変わらずの寒暖の差がありますが、
日差しが嬉しいこの頃です。
先週の土曜は事前に時刻表で確認したより1時間早く家を出ました。
「もしかして?」とも思いましたが、
なんだか勢いで出ました。
上野駅中央口はダイヤ改正などで地上階がごったがえしていました。
京浜東北線快速は御徒町駅に停車するようになりました。
桜木町で下車して改札横で人待ちをしました。
正午過ぎの構内はにぎやかでした。
それぞれの思いで改札を通り、
笑いあい、話しながら、
それぞれの目的に向かって歩いていく。
眺めている私は彼等の視界には入っても、
透明な存在。
そんな情景を眺めていると、
彼らに元気をもらったようで、なんだか心がほぐれてきました。
いろいろあっても自分らしく行こう!
「お手伝いすることありますか?」と女性が声をかけてきました。
私は人待ちをしていることを話しました。
私が話し始めると彼女はなんだか落ち着かない様子になりました。
こちらの話が終わらないうちに結論付けた挨拶をして去っていきました。
私の表情で安心したのか?
それってコミュニケーションになっていないのに。
すくなくとも見えない私には伝わらない。
記憶の底から同種の体験が浮かんできました。
ーー 群集の中の孤独 ーー
心に北風が吹きました。
そんなものか。
定刻より早く待ち人が着て、
日差しを浴びながら劇場に向かいました。